高橋敬一先生にお伺いしました。
【医師監修】高橋ウイメンズクリニック 高橋 敬一 先生
金沢大学医学部卒業。国立病院医療センター(現・国立国際医療研究センター)、虎の門病院を経て米国ワシントン大学に留学。1996年虎の門病院に復帰した後、1999年千葉市に不妊治療専門『高橋ウイメンズクリニック』を開院。2014年ベストドクター認定(ベストドクターズ社)。2022年10月に開院から累計で妊娠2万例を達成する。
金沢大学医学部卒業。国立病院医療センター(現・国立国際医療研究センター)、虎の門病院を経て米国ワシントン大学に留学。1996年虎の門病院に復帰した後、1999年千葉市に不妊治療専門『高橋ウイメンズクリニック』を開院。2014年ベストドクター認定(ベストドクターズ社)。2022年10月に開院から累計で妊娠2万例を達成する。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
通水検査で卵管閉塞と診断されて、 治療方針に悩んでいるのですね。
検査項目をみると、まだ検査を始めたばかりのように思います。
実は、通水検査での卵管閉塞の診断は、 かなり信頼性が低いのです。
まずは再度、 しっかりとした検査からおこなう事をお勧め致します。
まずは再度、
FTカテーテル手術は、 子宮と卵管の境目の卵管間質部の閉塞に有効です。
卵管の先端が閉塞しているならば、FTではなく、 腹腔鏡手術が必要になるのです。
本当に閉塞しているか、どの部分が閉塞しているかは、通水検査では明確には分からないのですね。
卵管の先端が閉塞しているならば、FTではなく、
本当に閉塞しているか、どの部分が閉塞しているかは、通水検査では明確には分からないのですね。
その上での方針決定になると思います。
また、精子の状態がかなり不良の場合や、AMHで卵巣機能がかなり低下しているならば、卵管の検査や手術をとばして、 すぐに体外受精をする方が良い場合もあるのです。
また、精子の状態がかなり不良の場合や、AMHで卵巣機能がかなり低下しているならば、卵管の検査や手術をとばして、
記載されているデータからは、FTか体外受精か、の判断は、 まだできない状況だと思います。
もう少ししっかりと検査を受けてから、 再度方針を考えては如何でしょうか。
もう少ししっかりと検査を受けてから、