【Q&A】鍼灸とサプリは合っているか~高橋敬一先生【医師監修】

あんさん(39歳)

二人目不妊治療中です。
自分が今取り入れてる鍼灸やサプリは自分に合ってるのか、ご教示ください。
鍼灸は7月末から7〜10日に1回の頻度で通っています。
サプリは葉酸サプリ、ビタミンC、ビタミンEを飲んでます。
あと、高プロラクチン血症と診断され、病院処方のカバサールを週一で飲んでいます。
不妊治療をしているのですが、中々授からず、このまま通い続けてていいのかと悩んでいます。

高橋敬一先生にお伺いしました。

【医師監修】高橋ウイメンズクリニック 高橋 敬一 先生
金沢大学医学部卒業。国立病院医療センター(現・国立国際医療研究センター)、虎の門病院を経て米国ワシントン大学に留学。1996年虎の門病院に復帰した後、1999年千葉市に不妊治療専門『高橋ウイメンズクリニック』を開院。2014年ベストドクター認定(ベストドクターズ社)。2022年10月に開院から累計で妊娠2万例を達成する。
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治療の方針にお悩みなのですね。
鍼灸やサプリメントは、不妊治療においてはあくまで補助的な位置づけになります。
したがって、鍼灸やサプリメントが合っているかどうかの評価は実際には難しく、「補助的な位置づけとしては、間違っておらず受けておいて良いと思います。」という表現になるのです。
一方、本来の不妊治療としては表現が異なってきます。
本当にお子様をご希望なさるならば、「年齢が問題なので不妊症の検査と治療を急いで下さい。」という表現になります。
すでに39歳ですので、すぐに体外受精(生殖補助医療)も考える方が良い状況です。
AMHの再検査、子宮卵管造影検査、子宮鏡などの検査や、性交渉は週2~3回持てていますか。
体外受精は保険でできるようになりましたが、40歳未満の開始ならば6回受けられますが、40歳開始になると3回しか受けられなくなります。
厚労省も「体外受精は40歳前に開始して下さい」と言っているようなものなのですね。
自然に授かれば良いかな、とお考えならば今の治療は間違っていません。
是非もう一人、とお考えならば、今の補助治療をしつつも、体外受精も含めた本来の不妊治療を急ぐ事をお勧め致します。
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