ぶーちゃんさん(39歳)
今まで移植を4回、その内2回稽留流産し、その後2回は着床すらしませんでした。
年齢的に、卵子の質が落ちている(AMHの数値は年齢の割にとても良いと言われました)ので「3か月、卵活をしましょう」と先生から提案がありました。
クリニックからサンビーマーをレンタルし、毎日朝、晩使っています。
もう少しで誕生日を迎え、40歳になるので、卵活とは言うものの、この3か月が本当に効くのか、意味があるのか、時間がもったいないのではないかと不安になります。
先生からの指示ではないのですが、自分の判断で、不妊鍼灸にも通っていて、その先生からは「40歳の3か月って結構おおきいし、大事にしたいよね。転院したら?」と言われました。
いろいろな都合上、なかなか転院が難しいため、今のクリニックでなんとか頑張るしかないのかなと思っています。
でも、今回のサンビーマーを3か月レンタルする話しだったり、前回の採卵時に12個くらい採れたのに、1個も凍結胚にならずに廃棄になってしまった(今までは1〜2個は必ず凍結胚になっていて、培養士さんが変わってからなんか違うなあと思うようになりました)のも、確かに年齢的にダメだったのかもしれませんが、なんとなく腑に落ちないところがあります。
あと2か月はサンビーマーを続けて、その間䛿採卵も何も出来ないまま、年齢も時も過ぎていくのが不安です。
この治療のままでいいのか悩みます。
年齢的に、卵子の質が落ちている(AMHの数値は年齢の割にとても良いと言われました)ので「3か月、卵活をしましょう」と先生から提案がありました。
クリニックからサンビーマーをレンタルし、毎日朝、晩使っています。
もう少しで誕生日を迎え、40歳になるので、卵活とは言うものの、この3か月が本当に効くのか、意味があるのか、時間がもったいないのではないかと不安になります。
先生からの指示ではないのですが、自分の判断で、不妊鍼灸にも通っていて、その先生からは「40歳の3か月って結構おおきいし、大事にしたいよね。転院したら?」と言われました。
いろいろな都合上、なかなか転院が難しいため、今のクリニックでなんとか頑張るしかないのかなと思っています。
でも、今回のサンビーマーを3か月レンタルする話しだったり、前回の採卵時に12個くらい採れたのに、1個も凍結胚にならずに廃棄になってしまった(今までは1〜2個は必ず凍結胚になっていて、培養士さんが変わってからなんか違うなあと思うようになりました)のも、確かに年齢的にダメだったのかもしれませんが、なんとなく腑に落ちないところがあります。
あと2か月はサンビーマーを続けて、その間䛿採卵も何も出来ないまま、年齢も時も過ぎていくのが不安です。
この治療のままでいいのか悩みます。
林先生に聞いてきました。
【医師監修】ウィメンズクリニックふじみ野 林 直樹 先生
1983年、東京大学医学部卒業。埼玉医科大学総合医療 センター(川越市)などを経て、現職。「体外受精、顕微授精も高いクオリティで対応していますが、できる限り自然に近い不妊治療をご提供したいと考えています。 患者さんはそれぞれお悩みも違いますから、どんなこと でもまずご相談を。時にはご要望に沿えず、厳しいこと を申し上げるかもしれませんが、常に患者さんにとって ベストな治療法をご一緒に見出したいと思っています」。
1983年、東京大学医学部卒業。埼玉医科大学総合医療 センター(川越市)などを経て、現職。「体外受精、顕微授精も高いクオリティで対応していますが、できる限り自然に近い不妊治療をご提供したいと考えています。 患者さんはそれぞれお悩みも違いますから、どんなこと でもまずご相談を。時にはご要望に沿えず、厳しいこと を申し上げるかもしれませんが、常に患者さんにとって ベストな治療法をご一緒に見出したいと思っています」。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
39歳の年齢ですと時間も大切かと存じます。
主治医の先生から勧められているサンビーマーについては治療効果の確たるエビデンス( しっかりとした無作為化対照試験など)に乏しく、私自身も使用経験がないので何とも申し上げられません。
時間が大切ですので効果が期待できる3か月という時間が気になる ようでしたら、併用しながら次の採卵へ進むのもありかと思います。
着床しない、 流産することのほとんどの原因は実は受精卵側にあります。
胚盤胞での正常染色体率(正2倍体胚)は推定で、 この年齢で40-50%と算出され、それ以外に遺伝子異常などが想定されます。
仮に正2倍体胚を移植しても生児獲得率は報告によれば40- 65%です。
これまで4回移植をされて、2回の稽留流産、2回は着床しなかったということですが、この年齢層ではとくに治療成績が悪いことを意味していません。
まだ十分な移植回数とはいえません。
出産歴があり流産と併せて3回着床はされているので受精卵と子宮内膜のウィンドウのずれも考えにくい( ERA検査の必要なし)です。
子宮内フローラの乱れがない( あるいはプロバイオティクスで対処済)のであれば、まずは(保険での移植をおこなっているのであれば) あと2回の胚移植をおこなってみてください。
新鮮胚移植でも初期胚でも、(積極的には勧めませんが) 2個胚移植でも、とにかく行ってみることをお勧めします。
残念ながら保険診療が終了してしまったら、 以降自費診療とならざるをえませんが、
その場合には是非、反復流産を適応としたPGT-A( 着床前胚異数性検査)を推奨いたします。