つくしさん(34歳)
体外受精にて子供を授かり現在妊娠12週目です。
ホルモン補充療法で胚移植をしたのでエストロゲン剤を10週目、プロゲステロン膣剤を10~12週目まで使う事になっていました。
プロゲステロン膣剤はルテウム400mgを朝夜の2回で1日800mg使っていて、いきなりプロゲステロン膣剤を止めるのか怖かったので医師と相談して12週から夜400mgのみ、13週に完全に止める方針でいました。
しかし12週に入り朝膣剤を止めたその日の夕方に生理1日目くらいの鮮血が出ました。
医師に診てもらったのですが赤ちゃんは元気で血腫も子宮内に異常も無く、出血の理由が分からず膣剤の影響かどうかも分からないと言われました。
通常12週にもなれば胎盤から充分なプロゲステロンが出ていると思うのですが私の様な症例はあるのでしょうか?
400mgという比較的高濃度だった薬をいきなり減らしたので身体がついていけなかったのでしょうか?
このままだと怖くて膣錠を辞めれなくなってしまいそうなのでアドバイスが欲しいです。
産科婦人科舘出張佐藤病院・高崎ARTクリニックの佐藤先生に聞いてきました。
【医師監修】産科婦人科舘出張佐藤病院・高崎ARTクリニック 佐藤 雄一 先生
医学博士・産婦人科専門医・日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医・日本生殖医学会生殖医療専門医。2018年、体づくりができるフィーカレディースクリニック(東京・日本橋)を開院。佐藤病院院長・高崎ARTクリニック・Fika Ladies’ Clinic理事長を務める。専門分野だけでなく、栄養学や抗加齢医学などの知識も深く、患者さんにも積極的に生活習慣の改善を指導。
医学博士・産婦人科専門医・日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医・日本生殖医学会生殖医療専門医。2018年、体づくりができるフィーカレディースクリニック(東京・日本橋)を開院。佐藤病院院長・高崎ARTクリニック・Fika Ladies’ Clinic理事長を務める。専門分野だけでなく、栄養学や抗加齢医学などの知識も深く、患者さんにも積極的に生活習慣の改善を指導。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
ホルモン補充療法での胚移植後妊娠では、妊娠後、 自分の体からプロゲステロンが分泌されるまではホルモン補充を続 けます。
エストロゲン7~9週、プロゲステロン8~ 10週くらいまで続けるのが一般的でしょうか。
今回12週まで続けるのは長めの方ですね。
12週での出血がプロゲステロンを中止したせいとは考えにくいで す。
子宮内からの出血ではなく子宮腟部からの妊娠初期によくある流産 とは無関係の出血の可能性も高いと思います。
今回12週まで続けるのは長めの方ですね。
12週での出血がプロゲステロンを中止したせいとは考えにくいで
子宮内からの出血ではなく子宮腟部からの妊娠初期によくある流産
12週以降腟剤を長く使用する必要は不安の解消といった意味以外 はないでしょう。
それでも不安なら腟剤からデュファストン等の切迫流産に適応のある内服薬に変更して、しばらく続けてみるのもいいかもしれません。
それでも不安なら腟剤からデュファストン等の切迫流産に適応のある内服薬に変更して、しばらく続けてみるのもいいかもしれません。