hanako さん(42 歳)
5AA 胚盤胞をホルモン補充で移植し、妊娠するも死産。その後、良好胚を計8回移植しても着床しません。私の子宮内膜に問題がありますか? 自然周期も提案されていますが、変更するのは怖いです。妊娠継続のためにほかにできることは?
高橋ウイメンズクリニック 高橋 敬一先生
国立金沢大学医学部卒、国立病院医療センター(現:国立国際医療研究センター)を経て虎の門病院にて体外受精・胚移植や腹腔鏡などの内視鏡手術も手掛け、不妊症治療の中軸を担う。米国ワシントン大学(シアトル)に留学。1999年4月に千葉市に高橋ウイメンズクリニックを開院し、2015年8月に移転、現在に至る。The Best Doctors in JAPAN(2014-2015)認定
国立金沢大学医学部卒、国立病院医療センター(現:国立国際医療研究センター)を経て虎の門病院にて体外受精・胚移植や腹腔鏡などの内視鏡手術も手掛け、不妊症治療の中軸を担う。米国ワシントン大学(シアトル)に留学。1999年4月に千葉市に高橋ウイメンズクリニックを開院し、2015年8月に移転、現在に至る。The Best Doctors in JAPAN(2014-2015)認定
高橋先生●年齢を考えると、おもな原因は胚盤胞の染色体異常と思われます。たとえば、胚盤胞5個のうち4個は染色体異常と考えられます。今後の方針としてPGT-A(着床前診断)で、胚の染色体異常を調べて移植する選択も一つです。PGT-A のメリット、デメリットは動画の中で説明しています。十分に理解して検討されるといいでしょう。
併せて子宮内膜の状態を調べるのもいいと思います。まずは慢性子宮内膜炎と子宮内フローラ検査をおすすめします。異常が見つかれば、抗生剤や乳酸菌製剤で改善が期待できます。
hanako さんの年齢にしては、卵子がたくさん採れて、卵巣機能はしっかりしていると思います。諦めずに頑張ってください。