貧血で、鉄分が不足しています。
アメリカでのデータによると、妊娠をお勧めしない数値みたいです。
出居先生に、聞いてみました。
1月に人間ドックの再検査で貧血を調べたところ、フェリチンが3ngでした。
そこから鉄剤を飲み、2月末には14まで改善しましたが、ネットなどで調べると、30はないと、胎児に影響が出る、また産後に影響があるのでアメリカなどでは30以下は妊娠を勧めない、ともありました。
今月、3回目の人工授精にトライしようと思っているのですが、胎児に影響があるかもしれないのであれば、30以上になるまで体を治してからの方が良いのか悩んでいます。
年齢的にも1月でも早く、またチャンスを逃したくないのですが、30以上ないとやはり流産や胎児への影響が大きいのでしょうか。
1人目妊活で、一年前に稽留流産しており、そこからなかなかできません。
よろしくお願い申し上げます。
今年1月の人間ドックの検査でフェリチンが3ngというのは極端な貧血であることを教えてくれます。
鉄剤を服用して2月中にはフェリチン値が14まで改善したということで、順調に改善をしていると思います。
アメリカではおっしゃるように30ng以下では妊娠を勧めないというのは本当です。
どうしてかと言うと、鉄は私たちの細胞の代謝になくてはならないもので、およそ1000ぐらいの生体反応に関係していると言われています。ちなみに亜鉛やマグネシウムは200から300の代謝に関係していると言われています。
ですから鉄が不足するということは、致命的な栄養不足ということです。
赤血球は3~4ヶ月で入れ替わりますので、少なくとも半年以上の鉄剤服用が必要と思われます。
これを早急に直すにはフェインジェクト500 mgの点滴注射を一か月に3回受けるとほぼ正常近くになりますのでお勧めします。
また鉄が少ないということは、タンパク質やカロリー不足、ビタミン不足などが合併していると思われますので栄養療法を積極的にやっているクリニックを受診して栄養相談を受けることをお勧めします。
年齢39歳は加齢により流産しやすくなっていますので、下記のような食生活と生活習慣の改善をお勧めします。
https://ivfdoctor.jp/2021/11/09/食事と生活スタイルを変えると2〜3か月後には/
https://ivfdoctor.jp/2021/11/01/【qa】凍結までいきません~出居先生/
またビタミン C やコエンザイムQ10などのサプリを服用して抗酸化をすれば、流産しにくくしてくれるのではないかと思います。
日本人の多くの方は糖代謝がうまくいかないことが多いので、L-カルニチンやマグネシウムを含んだサプリメントをおすすめします。