せっかくの妊娠、死産という結果はとても辛いものです。
その原因が分かった場合、どのような対応がいいのでしょうか?
佐藤先生にお聞きしました。
葉っぱさん(37歳)
今年の3月に21週で子宮頸管炎から陣痛→破水して死産しております。
死産後、子宮鏡検査をするため大学の不妊治療外来に通っています。
子宮鏡検査前に細菌性膣症と言われ、膣錠を使用。あまり治っていなかったですが次の生理後に子宮鏡検査を行いました。
慢性子宮内膜症と診断され、抗生物質を服用し、二回目の子宮鏡検査を行いましたが、少し改善した程度で少しポリープは残ってました。
けれど少しだったのでもう一度薬を飲むなどはせず、再度、おりもの検査。細菌性膣症が再発しており、今度は飲み薬の抗生物質を飲んで少し改善(ガードネラ菌+3、ラクトバチルス+2)、その後一回タイミング法を実施しました。
抗生物質を飲んでいた頃から膣が痒くなっており、再度、おりもの検査したところガードネラ菌とマイコプラズマ、それ以外の菌4種出てました。
担当医から難治性細菌性膣症が再発していると言われ、次もまた死産や流産の可能性もあるが抗菌剤をこれ以上使わず(耐性がついてしまうため)、このままタイミング法で妊活するよう言われてます。
また同じこと繰り返してあの絶望を味わうのは怖いです。
前回の妊娠でも8ヶ月かかり中々、妊娠しにくい身体であるかなとも思ってます。
細菌性腟症と流早産の関係ははっきりしませんが、
前回の妊娠の経過からは、次の妊娠まで時間を空けたほうが早産を繰り返さないだろうと言われております。
おりもの検査だと正しく子宮内の状態が把握できないため最近は子宮内膜炎の検査をすることが多くなっています。
細菌性腟症が必ず流早産の原因となるわけでもないので、このまま妊娠の方向でも良いと思いますが不安であれば、子宮内膜炎の検査をしてみるのも良いかもしれません。