【Q&A】血糖値~浅田先生

妊活中には、色々な検査があります。

その中で、数値が高いといわれると心配…血糖値について、

浅田先生に聞いてきました

 

浅田レディースクリニック浅田義正先生  名古屋大学医学部卒業。1993 年、米国初の体外受精専門施設に留学し、主に顕微授精を研究。帰国後、日本初の精巣精子を用いた顕微授精による妊娠例を報告。現在、愛知県の名古屋駅前、勝川、東京・品川にクリニックを開院。著書に『不妊治療を考えたら読む本』(講談社)など多数。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。

ケイティさん(41歳)

第一子妊娠時に血糖値が高めで妊娠DMと判断され内科と併診でした。血糖値を測りながらの健診でした。
第一子中絶後、また胎盤ポリープの手術もすべて終了後、通常の日常に戻った後もやや高めです。
退院時の内科的には終了と言われ、その後は通院していません。
前回診察で内膜も8mmを超えていたので、移植に入ります。
血糖が高いことで不利になること、注意すべきことはありますか?
血糖が高めなのは、DM発症してしまったと考えるべきでしょうか?

不妊の原因となる病気として、抗リン脂質抗体症候群というのがありますが、内科的にこの症状があって診断をされているのであれば、不妊治療の障害になると思います。

妊娠性の糖尿病の場合、普段は血糖値が高くなく妊娠した時だけ高くなります。普段から血糖値が高いのであれば、もちろん糖尿病ということになります。

妊娠性の糖尿病は、将来的には“糖尿病予備軍”になるかもしれませんが、普段から気を付けることはなく、それで妊娠しにくくなるといったことではありません。妊娠しにくくなれば、妊娠性の糖尿病の方というのはどんどん少なくなるわけで、そのような話ではありません。

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