セントロメア抗体で受精率が悪い~浅田先生

不妊原因には、色々なものがあるようです。

今回は、『セントロメア抗体』…あまり聞きなれない名前ですね。

そんな中でも、何か打開策はあるのでしょうか?

浅田先生がお答えします!

 

浅田 義正 先生名古屋大学医学部卒業。1993 年、米国初の体外受精専門施設に留学し、主に顕微授精を研究。帰国後、日本初の精巣精子を用いた顕微授精による妊娠例を報告。現在、愛知県の勝川、名古屋駅前のほか、2018年5月には東京・品川駅前にもクリニックを開院。
キミさん(42歳)何度も採卵を繰り返して治療をしてきましたが、採卵数も6個と年齢が高くなるにつれ少なくなってきました。セントロメア抗体もあり受精も良くありません。良い卵が取れるまで繰り返し採卵するしか方法はないのですか?
治療に希望が持てず何か効果がある方法はないのか教えて欲しいです。同じような方で妊娠できた事例治療方法などを知りたいです。

特別なよい方法があれば広く行われているはずですが、いまだ見つかっていないのが現状です。

抗セントロメア抗体があると、卵の成熟率が悪くなったり、受精しても多核が増えたり、ということがあるため、抗セントロメア抗体に詳しいクリニックを選ぶことが、まず大切です。

卵は採れればよい、という訳ではありません。成熟度のよい卵を採らないと、その後の受精率も妊娠率も悪くなるため、きちんと成熟度にこだわった採卵・卵巣刺激をしているクリニックを選ぶことが、大事な要素です。その上で、たくさん卵が採れれば、PGT-Aで正倍数性の胚を検査し移植する、というのが治療の王道です。それ以外によい方法はありません。

ただ、採卵/卵巣刺激/培養技術、抗セントロメア抗体の評価、というのはクリニックによって違います。抗セントロメア抗体が陽性であるなら、その抗体価も知りたいところです。

42歳で抗セントロメア抗体があると、正常な受精卵はできにくいですが、正常な受精卵であれば、年齢なりの妊娠率が出て、赤ちゃんを設けている人がたくさんいます。

6年以上も治療してきたのならば、嫌になるのは当たり前だと思います。結果が出なければどんどんクリニックを変わるべき、というのを私からの一番のアドバイス、としたいと思います。

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不妊治療に関するドクターの見解を取材してきました。