夫婦二人でリフレッシュできるスポーツやレジャーを ご紹介! 今回は神奈川・茅ヶ崎にあるDIY体験型 工房でミニシェルフづくりに挑戦です。
私たちが 体験します
教えてくれるのはこの人
実際に自宅で使えるミニシェルフづくりに挑戦
自分たちだけの一品を夫婦で作る!
そんなワクワクするDIYワークショップを体験するのは加藤雄一さん・由季さんご夫婦。場所は湘南の海にほど近い住宅地にある体験型工房クラフトスタジオ・バッフィ。主宰のNoriさんは「ものづくりの楽しさを一人でも多くの人に伝えたい」と、自宅を自らリフォームして工房を作ったそうです。
初めてのDIY体験に少し不安げな二人に「うまい下手はありません。リラックスしてやってみてください」とNoriさん。事前に木材はカット加工してくれているので、体験は色選びからスタート。ジャズが流れる落ち着いた空間で二人はNoriさんの指導のもと、ミニシェルフづくりを進めていきます。完成したのは3時間後。「そんなに時間が経っていたなんて全然気づかなかった」と雄一さんが驚くほど、二人ともミニシェルフづくりに無我夢中でした。
材料や使う道具などの レクチャーを受ける
最初にまず「使用するのはパイン材。2 色のミニシェルフを作り ます」と工房主宰のNoriさんがレクチャー。木材のカットは 技術が必要なため、用意されたものを使います。
21 色の中から好きな色をチョイス
道具入れを開ける と扉の裏側に色見 本が。21 色の中か ら二人はナチュラル ミントをチョイス。
「色選びもインテリ ア選びに似たとこ ろがあってワクワク しますね」と由季 さん。緊張もほぐ れてきたようです。
色塗りとワックス塗りは夫婦で分担
黙々とワックス塗りに集中する雄一さ ん。一方、「難しい」と言いながら色塗 りする由季さんに、「そう考えるとつま らなくなってしまう。楽しむ気持ちが大 切ですよ」とNoriさん。さりげない 声かけに優しさを感じます。
ビスをつける場所に印をつけてドリルで穴開け
組み立てるため、ビス(ねじくぎ)をつ ける場所に印をつけ、そこに電動ドリル で穴を開けます。ドリルの使い方はこの 作業前に練習させてくれるので、初心 者でも安心です。
二人で力を合わせて 組み立て作業
ビス(ネジ)と電動ドリルを垂直にし て留めていきます。由季さんもコツを つかんだ様子で慣れた手つき。雄一 さんは手際よく作業を進めていきま す。「だんだん形になっていくのが楽 しい!」(由季さん)。
ビスの頭を隠すためダボ(丸棒)を打ち込む
ビスを隠すため、電動ドリルで穴を 開けダボ(丸棒)を入れて埋めます。 ある程度入ったところで余りの丸棒 を切り落とし、上からペンキで色塗 り。「なかなか良い感じですね」とN oriさんが言うほどきれいに仕上 がっていきます。
いよいよ終盤!背板を隠し釘で固定
最後に背板をつけます。ここではボンドと 隠しクギを使用。この隠し釘、留めた後に 横からハンマーでコンと叩くと頭のピンクの 部分がとれま す。
「た、楽しい!」と 由季さんがつぶや くと、「この作 業、 女性に人気です」 とNoriさん。
ミニシェルフ完成!
まるで職人のように黙々と作業に集中していた雄一さんも 最後はこの笑顔!由季さんもうれしそうです。「ご主人の 動きには迷いがなく初めてとは思えないほど素晴らし かった。奥さんも頑張りましたね」(Noriさん)。
不意に入ったキズも二人で作った記念!
マットな質感のナチュラルミントと、ワックス塗りのアンティークっぽい色合いが見事に調和したミニシェルフが完成しました。二人もその出来映えに満足した様子です。
実はダボを削っている時、木材の表面に傷つけてしまい、由季さんは慌てたそう。
「でもNoriさんが、それが味わいになるし、2人で作った記念になるよって。そのひと言で安心し、心が和みました」と由季さん。
作業後は、Noriさんが淹れてくれたコーヒーでひと休み。「疲れた体に沁みる美味しさでした。そこまでひっくるめて最高の体験でした」と由季さん。雄一さんも「妻に誘われて参加したのですが、思った以上に楽しくてストレス発散になりました」。
そんな二人を微笑ましく見つめながら
「夫婦で力を合わせてものを作るって良いですね。お二人に私が気づかされました」とNoriさん。今後、夫婦参加のワークショップを検討したくなったそう。
コロナ禍の今、自宅で体験したいという人向けに、オンラインでDIYを体験できる教室も増えています。希望者は検索を。
「仕事以外で、こんなに一つのことに集中して作業をしたのは本当に久々です。他のことは一切考えない時間が心地よかった。3 時間があっという間でした」( 雄一さん)
「特に組み立ての作業が楽しかった。形になるごとに大事に作ろうという気持ちが膨らみ、どんどん愛着が湧いてきました。思い切りリフレッシュできました! 」( 由季さん)
DIY体験が夫婦で楽しむのに最適な理由
1時間を忘れるほど集中できる
色塗り、組み立てなど工程がいくつもあるので、それを一つひとつこなし ているうちに時間があっという間に過ぎていきます。
2二人で一緒に作業できる
一つのものを二人で一緒に作り上げるには、夫婦の協力が必要。一緒 に作業することで互いの新たな面を発見できそうです。
3作ったものは、実用的で記念にも
作品は「二人で作った記念」になり、ずっと使い続けることができます。 欲しいものがあったら、買うのではなくDIY で作ってみるのもおすす めです。
体験した施設はココ!
Craft studio Baffi(神奈川県茅ヶ崎市旭が丘 5-22)
毎月水曜と第 3、4 土曜に木工ワークショップを開催(定員 4 名)。スプーンやスツール、 棚など毎月テーマを決めて実施している。参加費は作るものによって異なるが 1 人約1500 円~。所要時間は約3 時間。予約はインスタグラム(craftstudio_baffi)、フェイスブック(www.facebook.com/Baffi111/)から。