胚培養士と患者さんの垣根を 越える「見えるラボ」を実現。
不妊治療において、ほとんど見ることのない胚培養室と実際に受精卵を扱う胚培養士(エンブリオロジスト)の方々。
ある意味、ブラックボックスといわれる空間を「見せる」ことにこだわった浅田レディースクリニックのラボをご紹介します。
浅田メソッドで育てた胚培養士と 技術はラボを通じて見てもらえます
私自身、アメリカで顕微授精の研究に携わり、ピペットづくりなどもしてきたので、胚培養についてはこだわりと自信があります。実際、胚培養士には資格や試験がないので、ナカジマクリニック不妊センターを開設した時は、毎年 1 人ずつ新しい胚培養士を教育しながら増員してきました。今では 3 つの浅田レディースクリニックで 42 名全員、私と同じマインドで働いていると自負しています。
胚培養士たちには常に「プロの胚培養士は人の卵を命として扱う」よう指導しています。しかし、胚培養士が実際自分の卵をどのように扱っているか患者さんは不安ですよね?
そこで胚培養士と患者さんをつなぐ「見えるラボ」を作りました。名古屋のラボが好評で、今年品川に開院した際も、森の中の小道をイメージした「木漏れ日テラス」を通って、森の中で生命のあたたかみを感じられるラボの見学ルームを作りました。浅田メソッドで育てた胚培養士と 技術はラボを通じて見てもらえます胚培養士と患者さんの垣根を 越える「見えるラボ」を実現
Q1.どのようなきっかけで 胚培養士になろうと 思ったのですか?
Q2.ふだん、胚培養士の方は どのようなお仕事を していますか?
胚培養士は、患者さんの大切な卵子や精子 をお預かりし、受精操作や胚移植など胚培 養にかかわるすべての業務を行っています。
一日の流れは、午前中に採卵、精子処 理、受精卵凍結・融解などを複数人で同時 に進めています。午後は顕微授精、胚移植、 夕方からは胚培養士の技術を高める研修を 行っています。当院では、浅田メソッドの元、 全員が高い技術で患者さんに貢献できるよ う、日々技術を磨いています。1人の患者 さんの受精卵を1人の胚培養士が担当せず、 必ずダブルチェック体制をとり安心安全な 胚培養を心がけています。胚培養にかかわ る全員が同等の高いレベルで技術を発揮で きるようにしているのも浅田式です。