採卵のとき、無麻酔でも痛くないんでしょうか? 麻酔をする方が安心な気がするけど、体への負担も気になる。 実際のところどうなのか、ここは、 無麻酔での採卵に長ける、藤野祐司先生に聞かねばと 大阪のなかむらレディースクリニックに行ってきました。
麻酔?無麻酔?
にそんな痛みを感じるようです。ですが、ここでぷりんさんがおっしゃっているように『我慢できる範囲の痛み』だと思いますよ」
初めて無麻酔で、となると想像がつかず不安になるものだと思います。もし説明するとしたら、どのような痛みでしょうか?
「僕も想像でしかわからないけれど、卵巣は睾 こう 丸 がん と同じ神経系が支配しているため、ご主人に説明するときには、『ボールが睾丸にぶつかる痛さ』って言っています」
それって、すごく痛そうに思えますが、どの程度なんですか?
無麻酔にする理由
ジネコユーザーのまりさんは、局所麻酔が途中で切れて痛い思いをされたようなんですよ。
「ああ、これはかわいそうな思いをしましたね……。まりさんは 16個も採取したということですから、時間もかかったことでしょう。このケースのように 10 個、 20 個とたくさん採取するとなると、時間がかかって、痛みが長引きます。だから、麻酔が必要になるのです。僕は、原則無麻酔なので、採取時間を短くするために採卵方法や採卵針など工夫しています」
先生が採卵されるときに、無麻酔で行う理由は何ですか?
「まず、無麻酔なら、体への負担が少なく済むので、短時間で日常の生活に戻れるということです」
採卵の時間はどれくらいかかりますか?
「右2個、左2個採って、 30 分くらい安静にしてもらって、出血や痛みがなければ、家や会社に戻れます」
それは、助かりますね!
ですが、一度にたくさん採ってもらいたいと考える方も中にはいらっしゃるのでは?
たくさん取るよりも、少ない方が質がいいんですか?
それぞれの方に合った治療
「麻酔薬が悪いとか麻酔をした方がいいとか、どちらかが正しいということではありません。みなさんの考えもそれぞれですし、医師によって治療法も異なります。迷ったら、なぜその麻酔が必要なのか説明を求め、納得したら行う、必要ないと思えば断るようにしてください」
一人ひとりに合わせて治療を行うのは、大変そうですね。