【Q&A】40代、最後の胚移植か再採卵か~丸田先生【医師監修】

ちゃめるさん(41歳)

現在、自費診療で不妊治療を進めています。先日、採卵を行い、 7つ採卵できたうち1つのみが胚盤胞となりました。グレードは4AAです。

保険適用で6回のうち5回は陰性。6回目は4AAと4ABを2個胚移植し、ようやく着床しましたが、6週迎えず流産となりました。
2個胚移植が確率が高いのはわかっていて、また採卵をして2個戻したほうがいいのではと考えていますが、先生からは「いいグレードだからこれで胚移植していいと思います」と言われました。

これが最後と考えています。一番いい選択は何でしょうか。

年齢的にも次の採卵をしても採れない可能性があるなら、胚移植に進んだ方がいいでしょうか。それとも2個胚移植の方がいいのか、再度採卵すべきか…。

アドバイスをお願いします。

丸田先生に聞いてきました

まるたARTクリニック 丸田 英 先生
久留米大学医学部卒業。名古屋大学医学部附属病院 産婦人科を経て、2012年3月より生殖医療専門。2020年3月、まるたARTクリニックを開業。初診から治療終了まで同じ医師が担当することにより、効率的で高い成功率が得られ、何より患者さまの安心へと繋がると考え、診療に臨んでいる。「どんな時も患者さま第一、患者さまご自身の一瞬一瞬を大切に」を目標に掲げ、不妊治療と仕事の両立に理解ある治療スケジュールを導入。また、PRP療法などの最新治療や無料託児所完備等、不妊治療の環境向上にも積極的に取り組んでいる。

※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。

●流産歴を踏まえた胚移植の計画や方針について、先生でしたらどのように提案されますか?

年齢的に時間の使い方が非常に重要です。4AAであっても流産のリスクはあります。当院なら着床率の上昇、流産率の軽減のために着床前診断を行い、可能性の高い胚を移植することを目指すと思います。

●再度の採卵を行う場合の最適な時期や条件について教えてください

可能な限り早く採卵したほうが良いです。卵巣機能低下や卵子の質の低下は少しずつ進みます。
当院の方針は、早い段階で着床前診断を行い、現在凍結中の胚に妊娠の可能性の高い胚があるかどうかを調べます。もしなければ移植にかかる時間と費用は削減できます。また少しでも早く新しい採卵を検討することができます。何度も移植したり、流産のリスクや流産したことで治療をストップしなければならないリスクが回避できます。また、着床前診断で妊娠率の高い胚を見つけることができれば2個移植する必要もありません。
妊娠経過や出産に対するリスクも回避できるメリットも期待できます。以上を踏まえ主治医とよく相談されてはいかがでしょうか。
>全記事、不妊治療専門医による医師監修

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