【Q&A】胚盤胞の大きさは着床に影響する?~高橋敬一先生【医師監修】

ようさん(39歳)

胚盤胞移植時に大きさが213μmでした。
大きさは着床に影響しますか?

【医師監修】高橋ウイメンズクリニック 高橋 敬一 先生
金沢大学医学部卒業。国立病院医療センター(現・国立国際医療研究センター)、虎の門病院を経て米国ワシントン大学に留学。1996年虎の門病院に復帰した後、1999年千葉市に不妊治療専門『高橋ウイメンズクリニック』を開院。2014年ベストドクター認定(ベストドクターズ社)。2022年10月に開院から累計で妊娠2万例を達成する。

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胚盤胞の大きさが着床に影響することは報告されています。正常な発育ならば、小さな胚盤胞に比較して、大きな胚盤胞が着床率は高くなります。213μmの大きさは、異常ではないと推測されます。
しかし、着床率は胚盤胞の大きさだけではなく、その質の方がより大きく影響します。胚盤胞のグレード、進行度の次に大きさを考慮するような順番になります。
したがって、胚盤胞の大きさに重点を置いた移植法の変更はあまり多くはない状況です。
すでに胚移植をした状況のようなので、今は結果を待つことになります。

今後も、胚盤胞を移植する際には、グレードと進行度を重要視しつつ、胚盤胞は一つ一つを丁寧に胚移植していく方針でよいと思いますよ

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