りなさん(29歳)
地元のクリニックにて採卵2回実施し、3回移植陰性。
今の病院にて再度採卵し、6回目の移植で陽性になるもその後8週で稽留流産となりました。
今までの採卵は高刺激で6~8個採れていましたが、流産後の採卵は3個しか取れず「顕微授精で1個受精したものは胚盤胞のグレード2で凍結し、溶解してみないとAやBは付けられない」と言われました。自費のため、何回も採卵を行うのは難しい状態で、これからどうしたらいいのかわかりません。
TRIO検査や子宮鏡検査、免疫系の採血など検査は一通り行いました。
転院した方が良いのでしょうか。
小塙先生に聞いてみました。

千葉大学医学部卒業。慶應義塾大学病院産科婦人科教室入局。
りなさんの卵巣反応が以前よりも低下してしまった理由について、 何か考えられる要因はありますか?
年齢とともに卵巣機能は低下しますが、
今後、 卵巣の反応を改善するための治療や生活習慣の改善方法について、 先生の意見をお聞かせください。
治療としては、採卵前のホルモン値により卵巣刺激法を再考察し、
今回の採卵で得られた胚盤胞がグレード 2という評価でしたが、 この胚盤胞の可能性についてどのように考えていただけますか?
胚盤胞は基本的には完全胚盤胞(grade3)
したがってgrade2はあまり移植には推奨できません。
これまでに行われた TORIO検査や子宮鏡検査、免疫系の採血などのほかに、 受けるべき検査はありますか?
慢性子宮内膜炎は着床不全の3-
りなさんの状況を踏まえて、 現在のクリニックでの治療継続と転院のメリット・ デメリットについて先生の見解を教えてください。
転院のメリットは、新たな調節卵巣刺激のアプローチ、
しかし、紹介状などが詳しく書いてあることや、