【Q&A】移植後の生理後に不調~鈴木先生

鈴木レディスホスピタル の院長鈴木康夫先生にお聞きしました

鈴木康夫 先生(鈴木レディスホスピタル)
1990年金沢大学医学部卒業後、国立金沢病院(現・金沢医療センター)産婦人科勤務を経て、1996年に鈴木レディスホスピタル副院長、2008年より院長に就任。高度な不妊治療を行う専門機関として、タイミング法や人工授精などの一般不妊治療から、体外受精・顕微授精などの高度生殖補助医療(ART)まで、患者さん一人ひとりに向き合った丁寧な治療を提供している。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。

いなみんさん(43歳)

胚移植の後の生理後に必ず膣炎を起こし、かかりつけの婦人科を受診して薬をもらっています。
体外受精や凍結胚の移植などで薬を使うと、膣炎を起こしやすくなるのでしょうか?
幸い、カンジタだったり、ちょっとした膣炎で感染症ではないようなのですが、通ってる不妊治療の病院は生殖医療専門で遠いので、膣の痒みやおりものの不調はかかりつけの婦人科に行っています。

・胚移植後の生理のあとに膣炎を起こす理由

ホルモンバランスの変化が考えられます。
カンジダの場合は移植後の抗生物質の服用の影響の可能性も考えられます。

・対策

使用するホルモン剤の種類、投与法の変更を主治医に依頼してみてはいかがでしょうか。
また、移植後の時期は特にきつめの下着、パンツルックを避けるなどの方法も多少は有効と考えます。
>全記事、不妊治療専門医による医師監修

全記事、不妊治療専門医による医師監修

不妊治療に関するドクターの見解を取材してきました。本サイトの全ての記事は医師監修です。