妊活を始めたのに、排卵していないみたい…
そんな時は、どのように治療を進めたらいいの?
浅田先生に聞いてきました。
えだまめさん(32歳)
こんにちは。初めてメールをお送りさせていただきます。
私は薬局薬剤師として働く32歳です。
160cm/42kgと子供の頃から痩せ型です。
今は体力強化のため、ストレッチやランニングをしています。
小児から気管支喘息があり、現在も日大病院へ通院中です。テオロング、キプレスなど服用しておりましたが、
現在はシムビコートのみ使用中です。
たまに喘息症状がでることがありますが、現在は落ち着いています。
2020年2月から妊活をしていますが、コロナがあり途中で中断もしました。
自己タイミング(排卵検査薬の使用)で6周期です。
その後コロナワクチンを接種し、8月から再開しております。
血液検査やクラミジア等の検査は済みで、プロゲステロンが1.3と低値です。
子宮卵管造影検査はDr.から喘息もあるし、痛みも伴うためまだやらなくてもと言われました。それも少し不安です。
8月はデュファストンを服用しましたが、上手くいかず。その時はD12で排卵したようです。
今期は早めに受診し、D15までに3回エコーをしましたが、初めから育っていなく小さいものしか見えませんでした。
D15で膿腫なのか排卵済みのあとなのか、大きめの黒っぽいものが見えました。
内膜は7mmできれいだが、卵胞は育っていないとのことでした。
その黒っぽい影は排卵後を示すのでしょうか?
次周期はレトロゾールを服用してタイミング法です。
排卵が安定していないと言われていますが、何かアドバイスがあれば宜しくお願いします。
はっきりと申し上げて、適切な不妊治療ができていないようです。
黄体ホルモンが低い、生理の期間が短い等は、排卵の“結果”として捉えるだけのものであって、文面からは、排卵がうまくいっているかどうかもよく分からない状況が読み取れます。子宮卵管造影検査もまだやらなくて良いと言われていたとのことですが、もし卵管が詰まっていたら、タイミング法等も全くムダになってしまいます。
しっかりとした専門施設で治療を始めてはいかがでしょうか。まだ32歳ですが、若いから大丈夫だとは言い切れません。
なお、黄体機能不全という病名は、今ではほとんど使われません。単に排卵の“結果”であり、病態ではありません。