【Q&A】反復流産の原因とPGT-Aの有効性について~佐藤幸保先生【医師監修】

ひらさん(31歳)

先日、保険適用の移殖6回が終わりました。
6回中4回陽性反応が出ましたが、いずれも5w前後で出血腹痛から妊娠組織(白い、透明なぷにぷにしたもの)が排出され、化学流産、流産判定になっております。

医師からは「胚盤胞の成長が止まっており、異物となり排出されている。この時期に排出されるのは胚盤胞の染色体異常の可能性がかなり高い」と言われています。
検査もそれなりにやってきていて、医師からは「母体より胚盤胞要因を調べる段階かな」とPGT-Aを勧められています。

毎回5w前後ということもあり、ほんとに胚盤胞側のせいなのか?私のせいでは?と思っています。
私のようなパターンの場合、PGT-Aをすることで出産までたどり着く確率があがるのでしょうか。

胚盤胞以外の要因として何か考えられるものはありますでしょうか。
血液型がRh-なのですが関係ありますでしょうか。

ハシイ産婦人科の佐藤幸保先生に伺いました。

【医師監修】ハシイ産婦人科 佐藤幸保 先生
京都大学医学部附属病院および高松赤十字病院で体外受精など生殖医療を担当。患者さんそれぞれのニーズに応じて、個別化した不妊診療を提供することをモットーにしている。
資格:産婦人科専門医、生殖医療専門医、周産期専門医・臨床遺伝専門医

※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。

5週前後での流産について、他に考えられる要因はありますか?

不育症の原因は、50%が胎児の染色体異常、10%が抗リン脂質抗体症候群、残りのほとんどは原因がわかっていません。ひらさんは一般の不育症検査に異常がみられなかったことから抗リン脂質抗体症候群は否定的であり、胎児の染色体異常が反復している可能性が高いと思われます。それを確認するためには、流産組織の染色体検査が必要になります。

PGT-Aの実施で出産率が向上する可能性はありますか?

ひらさんの場合、PGT-Aを実施して、染色体正常の胚盤胞を移植することで、流産率が減り、出生率が上がることが期待できます。保険適用での可能な胚移植回数を使い切ったとのことですので、今後自費で体外受精を続けるのであれば、PGT-A(自費)を実施することをお勧めします。

Rh-の血液型が流産に影響する可能性はありますか?

ないと思います。

他に検討すべき検査や治療法はありますか?

主治医の先生は十分な検査をしておられると思います。他にやるとすれば、流産原因を診断するための流産組織の染色体検査くらいでしょうか

先生でしたら、今後どのような治療方針を提案をされますか?

今後自費での体外受精を続けるのであれば、PGT-Aを実施することを提案します。
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