【Q&A】術後の移植時期について~藤野 祐司先生【医師監修】

わかにゃんさん (34歳)

主治医から「術後、次の生理が来たら移植周期に入る」と提案されましたが、私としては生理が2回来た後に移植する方がいいのではないかと思っています。
術後の体調や、体の中もちゃんと整っているのかも分かりませんし、残ってる凍結胚も残り1つなので出来れば次で授かりたいとも思っています。
アドバイスをお聞かせください。

藤野 先生に聞いてみました。

【医師監修】ウィメンズクリニック本町  藤野 祐司 先生
大阪市立大学医学部卒業。藤野婦人科クリニックの院長を務めた後、平成28年にウィメンズクリニック本町を開院。
ご夫婦・ご家族の“夢”の実現に向かって、希望を叶えられるよう、患者さんの状況に合わせた診療を提供することを大切にしている。
日本産婦人科学会専門医、生殖医療専門医。

※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。

●術後の体調が整っているかの判断基準を教えてください。

体調回復の判断に関するご質問ですが、手術部位、腹壁創部の痛みや違和感が無くなっているか、また発熱などが無いかなどを参考にすると良いでしょう。

●術後、何回の生理を待つのが一般的でしょうか?

何回月経を待つのが良いのかは、とくに基準がありません。ご自身のご希望である2回月経を待って移植しても良いと思います

●残り1つの凍結胚の移植に向けた戦略や注意点を教えてください。

卵管水腫による着床障害の原因として、「水腫内溶液の子宮内への流入や、それに伴う子宮内膜の慢性的な炎症」と考えらますので、術後の高温期(着床期)における子宮内環境が着床にマイナスになっていないかどうかの評価をしてから融解胚移植を行っても良いかもしれません。具体的には内膜内への液体貯留が無いことを超音波検査で確認することや、(慢性)子宮内膜炎の所見が無いかどうかを子宮鏡や細菌叢フローラ検査により確認することも移植に向けた効果的な一つの治療戦略になると思います。

●移植に向けた体調管理や準備方法についてアドバイスをお願いします。

規則的な生活、運動などを行い、積極的な体重コントロールに留意されること、そして、葉酸摂取に努めること等でしょうか。

>全記事、不妊治療専門医による医師監修

全記事、不妊治療専門医による医師監修

不妊治療に関するドクターの見解を取材してきました。本サイトの全ての記事は医師監修です。