相談者 :まおさん(31歳)
ここ数カ月で生理の出血量が減りました。この変化が不妊の原因になっている可能性はありますか?
ここ数カ月で生理の出血量が減りました。この変化が不妊の原因になっている可能性はありますか?
かしわざき産婦人科 柏崎 祐士 先生
京都府立医科大学医学部卒業。2000 年まで日本大学板橋病院で主に不妊治療に従事し、その間、米国エール大学医学部産婦人科で研修。その後、「かしわざき産婦人科」副院長に。日本生殖医学会生殖医療専門医、日本産科婦人科内視鏡学会認定医。
京都府立医科大学医学部卒業。2000 年まで日本大学板橋病院で主に不妊治療に従事し、その間、米国エール大学医学部産婦人科で研修。その後、「かしわざき産婦人科」副院長に。日本生殖医学会生殖医療専門医、日本産科婦人科内視鏡学会認定医。
柏崎先生●生理の出血量が減った原因として、一般的に考えられるのは黄体機能の低下や子宮内膜の反応性の低下です。これらは黄体機能不全といい、プロゲステロンの分泌の低下により子宮内膜の肥厚が不全になることがあります。また、プロゲステロンの分泌が正常であっても、子宮内膜がホルモンに反応しにくくなり、結果的に生理の出血量が減ることもあります。まずは黄体ホルモンの補充や子宮鏡検査を行うのも一つの手です。出血量が減っている原因を特定し、そのうえで適切な治療を行えば、量が減ること自体は不妊の直接的な原因にはならないことが多いです。
動画で解説!
「出血量減少は卵巣機能低下につながる?」
「なるべく保険診療内で妊娠を目指したい」