ココさん(39歳)
卵巣は左のみで AMH0.24ng/ml。現在2人目不妊治療中で、今までに3回採卵しましたが、 空胞や成長が途中で止まるなど移植に至りません。どんな誘発方法なら妊娠できますか。
英ウィメンズクリニック 水澤 友利 先生
東京女子医科大学卒業、慶應義塾大学医学部産婦人科教室入局。 慶應義塾大学にて不妊治療のトレーニングを受け、その後、東京の荻窪病院で一般不妊治療および高度生殖医療に従事。2009年7月より英ウィメンズクリニックに勤務。2012年8月より内分泌・代謝部門部長に就任。先生の趣味のひとつが海外旅行。
東京女子医科大学卒業、慶應義塾大学医学部産婦人科教室入局。 慶應義塾大学にて不妊治療のトレーニングを受け、その後、東京の荻窪病院で一般不妊治療および高度生殖医療に従事。2009年7月より英ウィメンズクリニックに勤務。2012年8月より内分泌・代謝部門部長に就任。先生の趣味のひとつが海外旅行。
水澤先生● AMH が低い場合は、採卵できる数が少ないことが見込まれます。内服薬をメインに排卵誘発をすることがあります。ただ、AMH の値だけで判断していないので、卵胞数を確認して注射をメインに誘発する方法も考えられます。たとえばアンタゴニスト法やPPOS 法なども考慮できると思います。ココさんの39 歳という年齢からすると少なくなってきてはいますが、妊娠の可能性はあります。特にチョコレート囊胞で右側の卵巣は摘出、左側も手術をされていますし、AMH の値も低く、実際に採卵数も少なくなっているとは思いますが、妊娠できる可能性はあると考えられます。
<動画で解説!!>
「排卵誘発剤が与える卵巣への影響」
「高齢で低AMH の方への今後の治療方針」
「排卵誘発剤が与える卵巣への影響」
「高齢で低AMH の方への今後の治療方針」