【Q&A】抗tpo抗体について~岡野先生

まりさん(38歳)

クリニックで血液検査をすると、抗tpo抗体が58IU/mlで基準値よりやや高いので、チラージンs錠を処方されました。
抗tpo抗体が高いというのは、どういうことでしょうか?
ネットでチラージンs錠を処方について調べると甲状腺数値が低い場合に処方とありました。
抗tpo抗体が高いと甲状腺が低くなるということで処方されたということでしょうか?

絹谷産婦人科の岡野真一郎先生に伺いました。

岡野 真一郎 先生 (絹谷産婦人科 副院長)川崎医科大学卒業後、広島大学医学部医局、広島市立安佐市民病院産婦人科、土谷総合病院産婦人科、公立みつぎ総合病院産婦人科、呉共済病院産婦人科、中国労災病院産婦人科医長を経て、2007年より現職。日本生殖医学会認定 生殖医療専門医、日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。

 抗TPO抗体は甲状腺に対する自己抗体で、これが高値の場合甲状腺機能異常があるか、現在は疾患が発症していなくても、将来的に甲状腺疾患が発症するリスクがあります。

不妊症との関連では、潜在性甲状腺機能低下症として、流産のリスクが増加することが報告されています。

通常は、TSH(甲状腺刺激ホルモン)の値を指標とし、2.5(~3.5)以上であれば流産リスクを軽減するためにチラージンの内服を開始します。

施設によって、治療方針は異なると思いますので、担当の先生によく聞いてみてください。

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不妊治療に関するドクターの見解を取材してきました。